
提供:日本海テレビ
2025年3月末、鳥取県倉吉市に鳥取県立美術館が開館しました。
市全体が祝賀ムードに包まれる中、市内のカフェでは、開館を記念した「アートなソフトクリーム」を提供開始!好みの絵画がイメージされた、驚きの見た目のスイーツをご紹介します。
CAFE MOTHER(カフェマザー)

鳥取市倉吉市にある「CAFE MOTHER」。こちらも驚きの見た目をしている「クラウンソフトクリーム」が話題のお店です。

店内の様子

「カフェマザー」は、クラウンソフトのほかに、名作映画のワンシーンに登場するお料理を再現したメニューなども話題のカフェ。今回、新作ソフトクリームを考案したきっかけを、店主に尋ねました。

「鳥取県立美術館が開館したことで、倉吉全体が活気に満ちあふれるようになったので、なにか自分のお店でも、美術館を連想するようなスイーツで、倉吉の町おこしに一役買えないかと思い、アートなソフトクリームを作ってみました」とのこと。
えっ、アートなソフトクリーム……?
アートソフトクリーム

新作「アートソフトクリーム」、早速作っていただいたのがこちら!上をよく見ると……もしかして絵画が!?

なんとソフトクリームの表面に美しい絵画が描かれています!この「アートソフトクリーム」は、名画の画像をAIの技術で現代アート風に生成し、ソフトクリームの表面に反映させたものだそう。
アート×AI×ソフトクリーム、この組み合わせは世界初かもしれないと店主は話します。筆者も気になって調べましたが、このソフトクリームはどこにもないようだったので、本当に世界初ではないでしょうか?
この素敵なソフトクリーム、完成までは色々と苦労をなさったそうです。
美術品には著作権の問題があります。それをクリアするための、絵画の画像をAIで現代アート風に生成し、ソフトクリームに反映するという手法は、試行錯誤の末に編み出したものなのだとか。
また、元になる作品は著作権が消滅したパブリックドメインのものに限っているそうです。やるからには納得行くものを作りたいと、完成まで何百回も試作を重ねたそうです。

早速アートソフトクリームをいただきます!
このソフトクリームに描かれているのは、ヨハネス・フェルメールの絵画、「真珠の耳飾りの少女」をAIで現代アート風に生成したもの。さすがにお顔ではなく、洋服からスプーンを入れました。
ミルク感たっぷりのソフトクリームと、周りのピスタチオがたまらなく合います!ピスタチオはローストしたものをトッピングして香ばしさを出しているそう。
ソフトクリームはすぐに溶けてしまうので、実はこの点にも工夫が。細部までこだわりを感じます。今回は先行取材で、ピスタチオのみのトッピングですが、実際はアーモンドもミックスされます。
試作ソフトクリーム

これまで試作したアートソフトクリームを見せていただきました。ゴッホの肖像画の画像を、独特なタッチを残しつつAIで少年時代の姿に生成。(店主提供)


絵柄パターン
絵柄のパターンは現在20種類あるのですが、当面は混雑を避けるために約7種類ほどに絞られる予定だそうです。
筆者が素敵だなと思ったものを選んでご紹介します。
ちなみに私がいただいたアートソフトクリームの絵柄は一番初めの絵柄です。





絵柄は鳥取県立美術館のイベントに合わせる形で、今後も新作が登場予定です。
CAFE MOTHER
- 住所
- 鳥取県倉吉市大正町1075-61
- 営業時間
- 11:30~24:00
- 定休日
- 月曜日
- 電話番号
- 0858-22-0777
- 公式SNS
- Instagram「cafemother3」
※この記事は、2025年3月13日に日本海テレビ「na-na」で公開された記事を転載したものです。